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【映画】イルマーレ(ネタばれあり)

イルマーレ (2006アメリカ)★★★★
THE LAKE HOUSE (2006.9.23 神戸国際松竹 前売1300円)

シカゴ郊外の湖畔に建つ、一面ガラス張りの美しい家から引っ越すことになったケイト(サンドラ・ブロック。何年経っても美人ね)。次の住人に宛てて2005年の秋に書いた手紙は、時空を越えて2年前、2003年にその家に住むアレックス(キアヌ・リーブス。こちらも何年経ってもかっこいいわね)の元に届き、彼らの奇妙な文通が始まって・・・・。

韓国映画のリメイク。韓国版は、まだ若いふたりの幼い感じが瑞々しくて切ない感じだったので、これをキアヌとサンドラでリメイクすると聞いた時は、絶対無理!と思ったものだけれど、さすがはハリウッド、設定を大人の恋愛に置き換えて、しっかり作り込んでありました。
韓国版では、キャリアと恋愛のどちらを取るかに悩み、キャリアを取った末、終わってしまった恋をひきずっていたヒロインは、今作では、医者というキャリアを順調に歩みながらも自分の人生をつかみきれず、孤独を感じる大人の女性として描かれてました。韓国版そのままの設定を持ってきたら、絶対アメリカでは当たらないものね、と妙に納得。

同じ家に住む2人が時間を超えて惹かれ合う、という設定と、細かいエピソードがいくつか同じだけれど、韓国版とはまったく違う映画と思った方がいいかもしれないな。オリジナルでは家の名前だった「イルマーレ」が、今作ではイタリアンレストラン(素敵なの~。行きたくなっちゃう)の名前になっているのが印象的(イタリア語で「海」の意味です)。でもその分、邦題は別のものにしたらよかったのに、とも思う。韓流ファンをひっぱるためかなぁ?

で、ハリウッド版。シカゴの町がこんなに美しいなんて知らなかった!というくらい、シカゴが印象的に描かれています。湖畔の家の雰囲気も美しく、おとぎ話のような出来事もこの家なら可能かも、と思えてしまう。それぞれに孤独な2人が少しずつ惹かれていく雰囲気にも違和感なく酔えました。孤独だからこそ、こんな有り得ない現象にも馴染めてしまうのだろうなぁ。
キアヌの時代(2003年)にふたりは出会い、お互い惹かれ合いつつもそれぞれに恋人がいるために結ばれないの。こういう下地があるから、手紙のやり取りだけで惹かれ合う、という多少無理な設定もクリアできちゃうのよね。ジェーン・オースティンの「説得」が小道具として印象的に登場していたり、ハリウッドはこういう小物やエピソードの使い方が上手いです。

キアヌとサンドラという美男美女スピードカップルもお似合いで、1時間半テンポ良く雰囲気良くしっかりまとめてある、素敵なラブストーリーでした。ただ1点、タイムパラドックスの面はどうしてもクリア出来てないんじゃないかと思うけどね。(キアヌが××してしまったら、サンドラは湖畔の家に行かないんじゃないかなぁ)

恋愛映画が好きな人にはピタリとはまる、初秋に見るにはオススメのラブファンタジーでした。脇役陣もグッド。

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