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【映画】7月24日通りのクリスマス(ネタバレあり)

7月24日通りのクリスマス(2006日本)★★★
(2006.11.29 ナビオTOHOプレックス レディースデー1000円)

長崎に住む、冴えない元演劇部員のサユリ(中谷美紀)は、少女漫画の世界に憧れる毎日。ある日、8年間憧れ続けていたライティングデザイナーの奥田(大沢たかお)が東京から帰郷すると知り・・・・。

いやー、前半、かなり退屈だった!ずーっとずーっと「サユリの心の声」がナレーションで入り続けるうえに、妙に少女漫画チックで、この映画は2時間ずっとこうなんだろうか?あまりにつまらない、来るんじゃなかった!と思い始めた頃、やっと面白くなってきた。

恋に恋しているようなサユリは、典型的な「わたしなんて・・・」タイプで、どんくさくて冴えなくて、髪はぼさぼさ、うつむき加減で歩く女の子。対する奥田は、地元ではスター的存在で、元彼女でありサユリの先輩でもある亜希子(川原亜矢子)は超ゴージャスで、美男美女。
それでもサユリは、再会した奥田との距離を少しずつ縮め、デートを重ねるようになる。この過程がかわいらしかった。ああ、恋ってこんな感じだったなぁ、ってね。

前半は、行動を起こすまでの「うじうじ」パート。で、後半は、恋する気持ちを高めていく「胸キュン」(もはや死語)パート。この後半、つっこみドコロ満載なものの、見ていて、いいなぁと思えるものでした。
言うんだよね、サユリが。「やっぱりしたいじゃない、きゅん、ってするような恋」って。で、佐藤隆太演じる友人が「世の中には見えない境界線があって、そういうのは、向こう側にいる人間がすることなの。俺たちはこっち側にいるわけで、奥田さんは向こう側。」みたいなことを言うのね。すごい切なかった。
佐藤隆太はいい味出してたよ。密かにサユリのことを想う役なんだけど、キュートで、まっすぐで、なかなかツボでした。大沢たかおよりも良かったくらい!

見終わった後は、なんだかキュンキュン(笑)で、気持ちが温まって、恋がしたくなっちゃったよ。この季節に見るにはもってこいの1本。まぁ映画としては中の中でしょうか。不思議な雰囲気の映画でした。
上野樹里や、YOU、小日向さんなど、脇役陣も個性的でいい味出てたなー。

映画館を出る時に友達が「大沢たかおは、こんなラブストーリーを撮影中に離婚を考えていたんだね」と言い放ったその10秒後くらいに、後ろにいた女の子がほぼ同じことを言っていたのが笑えた。あの映画を見ていた人の大半は同じことを考えていたのでしょうなぁ。切ない。

ポルトガル、行ってみたくなるかも。

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